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明日の朝起きたとき、それはかけがえのない人生が一日増えたのか、それとも減ったのか。 気がつけばもう30歳になっていて、31歳の指先も見え始めた。年齢相応の精神を持ち合わせていないので、たまに実年齢を思い出し、年々広がるギャップに怯えながら生きて…